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幼なじみの家で1,000万円が当たった話

(この記事を読むのに必要な時間は約7分です)

この時期になるといつも思い出すことがあります。

今からさかのぼること約25年前。

僕がまだ小学生の頃の話です。

幼なじみのお父さんが宝くじを当てる

幼なじみのN君のお父さんが、年末ジャンボ宝くじの2等を当てました。

その賞金額はなんと1,000万円

 
い、1000万!いいなぁ…うちも100万でいいから当たってほしい…
 
キミいつも1,000円しか買わないじゃん。その額じゃ絶対当たるわけないし、最終的に一番損する買い方だよ…

当初、N君のお父さんは、当たったことを誰にも話してなかったそうなのですが、こういう話ってどこからか漏れてしまうんですね。

噂話は一気に広まり、近所ではもちろん、町内でもすっかり有名人になってしまいました。

N君のフトコロ事情も突如潤う

そしてそして。

当時、お小遣いが月500円だったN。

それが突然10万円になったのです(!)

 
↑羨ましい
はぁ〜?小学生に10万円てどうなの!?ちょっと「お小遣い」の範囲を超えてない!?
 
↑相当おごってもらった
僕はその恩恵にあやかりまくったから何も言えないけど…たしかに子供にはちょっと良くないよね

そんなN君はある日、スーパーファミコンとソフト2本をまとめて購入。

お父さんに買ってもらったのではありません。

自分でお店に行き、自分の財布からお金を出して買ったのです。

 
あれはホント、人生でも何番目かに人を羨んだ瞬間だったなー

よく休日なんかに「宿題やっちゃいなさい!そしたらおやつあげるから」ってお母さんが言うでしょ。

それが「終わったらN君ちに行ってもいいから」になってましたからね笑

そのくらいN君の家は「ワンダーランド化」していたのです。

しかしそんな彼に、ある時期から少し変化が見え隠れするようになります。

なんか…ちょっと変わった?

「なあユウスケ、お金出すから●●商店で箱のチョコパイ買ってきてよ」

「え…今から?もうすぐ5時のチャイム (←子供たちの帰宅の合図)鳴るよ?」

「いいから買ってきてよ。お前も食っていいからさー」

「…んーわかったよ。じゃあ行ってくる」

当時のチョコパイといえば、子供にとっては滅多に食べられない高級なおやつ。

買ってくれば食べてもいいという甘い誘惑に負け、ダッシュで●●商店へ。

「おばちゃん、チョコパイちょうだい。」

「あらユウスケくん、この前も買ってなかった?お小遣い大丈夫なの?」

「うん、これはNのだから」

するとお店のおばさんが言いました。

「ああそう…でも子供が友達を使うなんてね、子供に大金もたせてどういうつもりなのかしらね」

僕は思わずギクッ!として、なんだか酷く居心地が悪くなりました。

なぜかって、僕の右手の中にあった五百円玉はNのお金なのですから。

(別におれもNも悪いことしてるわけじゃないんだけど… )

(でも最近、たしかにNはちょっと変わったかもな…)

幼き日のユウスケ少年はなんともモヤモヤした気分になったのでした。

・・・

実は、僕は親からも言われていたのです。

「おい、あんまりNにご馳走してもらうんじゃないぞ。子供が人におごるなんておかしいだろう」

たしかにそうなんだけど…もう今ではすっかり見慣れてしまった「Nが人に小銭を渡す」シーン。

すっかり子供たちのスポンサー状態だったNは、皆にちやほやされて上機嫌だったし、僕らもお菓子がたくさん食べられて幸せでした。

つまりここだけ見ればwin-winなんですよね。

それでもこの状況はいけないものなんだろうか。

夕日に照らされ、逆光でシルエットだけの手から手へ、お金の影が移動していく光景が今でも不思議と脳裏に焼きついています。

その後

それから1年もすると、Nの家はほぼ宝くじが当選する前の生活に戻っていました。

Nのちょっと横柄だった感じも、いつの間にかすっかり無くなっていましたね。

その頃のおじさんはといえば、知り合いに頼まれて貸した100万だか200万だかが戻ってこなかったそうで、奥さんとの夫婦仲が悪くなっていました。

やがて周りの大人達は「あぶく銭なんて持つもんじゃねーなぁ」と陰口を叩くようになりました。

そんなデリカシーのない会話をたまたま聞いてしまった時の、僕らのなんとも複雑な感情、そしてNの寂しそうな表情が今も忘れられません。

あの時、僕らもなんて声をかけるのが正解なのか、本当にわからなかったんですよね。

「…別にいいよ、平気」

Nは小さく苦笑いしながら言いました。

そしてNは小学校の卒業に合わせてお母さんと引っ越すことになり、それ以降は一度も会えていません。

時々ふいに思い出しては、Nが今ちゃんと幸せに暮らしていることを願うばかりです。

お金は悪いもの?

1,000万円というお金。

確かに大金ですよね。

でも、大人になった今の僕らは思います。

(せいぜい年収3年分くらいか)

そう、たった3年分なんです。

人生が180度変わるほどの金額ではないのです。

(使い方にもよるとは思いますけどね)

しかし、その程度の金額であっても、突然降って湧いたお金というやつは人生を狂わせることがあるようです。

当時のNにしたら「こんなことになるなら、お父さんに宝くじになんて当たらなければ良かった」、そう思ったのではないでしょうか。

いや、一緒に暮らせなくなった原因はお金じゃないかもしれないし、二人だけで引っ越した理由も別に何かあったのかもしれません。

僕らにわかるのは、Nとおばさんは遠くに引っ越して、おじさんだけが家に残ったということだけです。

しかしその一方で「宝くじに当たるのはいけないことなのか?お金とは悪いものなのか?」と聞かれたら、返答には困ってしまいます。

なぜなら、お金で手に入れられる安定や豊かさは確実にあります。

逆にお金がないことで選択肢が狭まってしまうことも多々あります。

それはまぎれもない事実。

だから「稼ぎ方」と「使い方」。

きっとそこが大事なんでしょうね。

・・・

「毎日、一生懸命仕事をしているのに人並みの生活ができない」

今はそんなことがザラに起こる時代です。

加えて「人並み」という水準も極めて曖昧です。

都会と地方の経済格差はより明確に大きくなり、

また、同じ地域であっても貧富の差が顕著になりつつある今、

はっきりいって、その尺度は自分の中にしかありません。

だからこそ僕は自分が幸せだと思える程度のお金を稼ぎたい。

田舎には高所得な仕事は(ほぼ)ありません。

そんな中、皆に平等に共通してあるのは「時間」だけ。

すべては、みずから行動した先に結果があるだけです。

そして、このブログが自分にとって、そして読んでくれた人の一助になればと思っています。

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